靖國の櫻

歌詞

地下鉄九段下の駅を降りて
日本武道館を左に見ながら
九段坂を登っていく

あんな悲しい過去が
あったことなんて
忘れてしまうくらいの
穏やかで暖かい青空

靖國の櫻に集められし花見客
今日という日を今日という日を
泣くよ笑うよ
泣くよ笑うよ

靖國の櫻の土となりし父親よ
今日という日を今日という日を
つなぎ笑うよ
つなぎ笑っているよ

報道カメラが前を塞ぐ
学校帰りの中高生たちが
逆の方に下っていく

あんな惨めな過去が
あったことなんて
忘れられないのに
命すら願いすら祈りすら
すれ違い

靖國の櫻にも休むべき春が来て
今日という日を今日という日を
焦がれ眠るよ
焦がれ眠るよ

靖國の櫻を守り散った先達よ
今日という日を今日という日を
結び憂うよ
結び憂いているよ

横手に回れば
凛と立つ遊就館
大和の心
八千代の平和

靖國の櫻に集められし花見客
今日という日を今日という日を
泣くよ笑うよ
泣くよ笑うよ

靖國の櫻の土となりし父親よ
今日という日を今日という日を
つなぎ笑うよ
つなぎ笑っているよ