半袖で過ごせてた季節は
思っていたより短くて
蝉も鳴くのをやめたみたい
容赦なく落ちてゆく
オレンジの陽
変わってるよね
なんて言われてる
そんなあなたが好きだったの
平々凡々な自分も
変えていけるような気が
香りがして
切りすぎちゃった前髪も
言いすぎちゃったことたちも
全部あなたに
気づいて欲しかったからだよ
タイガーバームみたいに
すーっとするような夜風と
痛みに似たような
さよなら
強がって背伸びした時間は
隣にいたって苦しくて
無駄な抵抗だったみたい
影もなく訪れる
おしまいの日
お似合いだよね
なんて言われてる
そんな二人を夢見てたの
ちょっと違った角度も
そのうちに合うような
香りがして
増えすぎちゃったスタンプも
送らず消したメッセージも
いつかあなたに
届くと信じてたんだよ
タイガーバームみたいに
つーんとするような涙と
ずっと残ってる
さよなら
あなたが好きな匂い
私も好きになりたくて
手首に少しだけ塗ってみた
またいつかまたどこか
私の香りも
好きだと言ってくれたらいいな
切りすぎちゃった前髪も
言いすぎちゃったことたちも
増えすぎちゃったスタンプも
送らず消したメッセージ
「好きだよ」
切りすぎちゃった前髪も
言いすぎちゃったことたちも
全部あなたに
気づいて欲しかったよ
タイガーバームみたいに
すーっとするような夜風は
大人の匂いで
増えすぎちゃったスタンプも
送らず消したメッセージも
いつかあなたに
届くと信じてた
タイガーバームみたいに
つーんとするような涙と
ずっと残ってる
さよなら
ずっと残ってる
タイガーバームみたいに
ずっと残ってる