君が患ってる病を
僕が可愛いなんて思うのは
ちょうど今別の病に
僕も罹ったところだから
不健康に白すぎるユリの花粉が
窓のない部屋中に充満してる
眼帯少女
世界を救うことができなかった僕なんだけど
君の片方の目くらいには
なりたいんだよね
眼帯少女
傍目にどこからどう見てもモブな僕なんだけど
君の一瞬の思い出くらいには
なりたいんだけどな
君が拘ってる正義に
僕が無条件に頷くのは
やっとこれで同じ悪夢を
僕も見ることができるから
不健全に膨らんだ胸のボタンが
光のない無限の闇に飛び散っていく
眼帯少女
世界の正しさになす術もなかった僕なんだけど
君の半分の瞳に全部ベットするつもりさ
眼帯少女
裸のレンズでありのままそこにいてくれたら
君の相対的な存在くらいには
不健康に白すぎるユリの花粉と
不健全に膨らんだ胸のボタンが
愛のないこの星中に飛び散っていく
眼帯少女
世界を救うことができなかった僕らならば
わずかな灯りですら
眩しく感じられるはずだろう
眼帯少女
裸のナイフで何もかも全て切り裂いたら
僕ら絶対的な存在にだって
眼帯少女
世界を救うことができなかった僕なんだけど
君の片方の目くらいには
なりたいんだよね
眼帯少女
傍目にどこからどう見てもモブな僕なんだけど
君の一瞬の思い出くらいには
なりたいんだけどな